太陽と月 [駄文]



「シェゾー!!」

元気にオレの名前を

呼ぶ太陽がいる。

月は自分とは正反対に明るい

太陽がうらやましくて

月はいつも太陽を追いかける。

「ぷよ勝負しよう」

いつもにこにこしていて

元気な太陽は月のオレに

いつも話しかけてくる。

ぶっきらぼうに

「今日こそオマエを頂くぞ!!」

なんて言葉足らずでいつも

ヘンタイ扱いされる。

太陽には敵わない。

でもそんな日常がいつまでも

続けばいいと思っているオレは

いけないのだろうか。

太陽が突然

消えてしまったあの日。

眩し過ぎる程だった太陽が

消えたあの日。

オレは心に穴が空いたように

寂しくて。

月は太陽なしでは生きては

いけない。

これを知ってしまった。

それから太陽に再会したとき、

太陽は背は少し伸び、

顔つきはわずかに大人びていたが
「シェゾ!!」

呼んだときの声、笑顔は

あの頃とは変わらなくて、

思わず顔がニヤけた。

それがまたヘンタイ扱いされて

いつものように「オマエが欲しい」
なんて言葉足らずなセリフを

繰り返す。

だけど、それが嬉しくて

やっとまた日常が

戻ってきたのだと思った。

太陽がまた戻ってきた。

もう失いたくはない。

この気持ちが恋だと知るのは

まだ当分先。

これからも日常を繰り返す。






「お前が欲しい」

なんて傍から見れば

ヘンタイにしか見えない。

月は不器用で言葉足らずで、

だけど本当は優しいと

ボクは知っている。

月がいるからボクは

ボクであったと自覚する。

あの日、プリンプに飛んでから

月の前から消えてから

月を思い出さなかったことは

ない。

そのとき、あぁボクは

月がスキなんだって

気づいてしまった。

会いたくて会いたくて

毎日夜空の月を見て

月を重ねた。

不器用で言葉足らずな月を

思い浮かべた。

やっぱり「オマエが欲しい」

と言っているところばかり

思い出す。

そしたら、不意に涙が

零れ落ちてそのまま

泣き崩れてしまった。

夜空の月を見るたび切なくて

もう月を見るのを辞めようと

決めた。

このまま此処に骨を埋めるなら

いっそ忘れてしまえ。

その日から月を見なくなった。

それから自分の中では

忘れたつもりでいた。

それでも不意に涙が

零れて、シグに心配された。

それから、暫くして

月が、キミがこっちに

来てくれたね。

ボクは嬉しくて嬉しくて

涙が零れそうだった。

それでもキミはぶっきらぼうに

お決まりの言葉を、

言っていつものように

ボクと勝負して負ける。

そのときボクは、

あぁ、日常が戻ってきたと、

深く思い知る。

また月と…キミと巡り会えた。

それだけでボクはうれしい。

もう他に何もいらない。





月は太陽を、

太陽は月を、

求めて今日もやまない。

月は太陽に、太陽は月に、

存在してくれたことに

感謝をしてやまない。

だから、願わくばこれからも

幸せであってください。








もちろんのこと
太陽はアルル、
月はシェゾです。
第3段落は管理人の
祈りの言葉とでも
捕らえて頂けたら、
幸いです。
この2人が大好きなんです。
プリンプにアルルが飛ばされた
日からの2人の葛藤が
とても書いてて楽しかった。
というかなりの自己満足・ω・`
最後までお付き合いして
くださった方々、
ありがとうございます★


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

destinyECOLO1 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。