永遠の愛があるとあなたは信じますか [駄文]



ねえ、もしボクが先に死んでも

ボク以外の人を愛さないで

なんて言われたら

キミはどうする?

負い目に思うかな

それとも死者をさっさと置いて

新しい人と結ばれるのかな


アルルは、病院のベッドの上で

なんの変化もない天井を

ただただ見つめた。

腕に繋がれたチューブは

無造作にアルルの身体に

栄養を提供する。


ボクの身体には脳腫瘍が半年前

発見された。

すでに手術できないくらい

巨大化してて、

余命は5ヶ月と言われた。

その時、あぁ君に来年また一緒に
誕生日を迎えることは

もうできないんだ。

と心寂しく思った。


そう考えていたアルルの元へ

シェゾが現れた。


調子はどうだ?

ん、大丈夫。

ねえシェゾ。

なんだ。

ボクが死んでも

ボクを愛し続けてくれる?

他の人を愛して

ボクを置いていったりしない?


そういった瞬間、
シェゾはアルルを抱きしめた。

お前がいたことを忘れはしない。
白髪になるまで一緒には

いられないけれど

俺は、確かにお前を愛してる。

俺が代わってやれたら、

お前にそんなことを

考えさせたりはしなかった。


ボクが意識を保っていられるのも
あと少しなんだ。ってさっき

お医者さんに言われた。

そのうち寝たきりになって

言葉も喋らなくなって..


そしてアルルは少し間を置いて


君が誰であるかもワカラナクナル
それでもキミは

ボクが好きだって言えるかな



やめてくれ!!

シェゾはアルルを

きつく握り締めた。



ほら、やっぱり答えられない。

永遠の愛なんてないんだよ。

永遠なんて..


エイエンナンテ......


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